40代無職・発達障害のおじさんのただの戯言

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精神障害者保健福祉手帳・自立支援医療・障害厚生年金の更新について、発達障害者から見て思うこと。

こんばんは。あっきぃです。

 

今回の記事はあらかじめ申し上げますが、内容に責任は負いかねます。

 

発達障害者で精神障害者保健福祉手帳(以下手帳)・自立支援医療障害年金受給者が、基本2年に1度逃れられないものがあります。それは更新手続きです。身体障害者手帳は原則更新なしで改善が見られる場合のみ再判定あり。療育手帳所持者は再判定はありますが、子どもの頃は数年おき、大人になったら10年単位、さらに歳を重ねたら判定なしで継続。居住している県では初回申請に必要な場合がある(違う書類でも代用可能)とされてました。読み違えてたら申し訳ありません。

 

ですが精神障害者は改善の余地ありとされているので、2年に1度、診断書を持って市町村の障がいを管轄する部署に提出に行かなければなりません(管轄・発行は都道府県・政令指定都市)。うつ病適応障害など治りにくいですが、治る・または軽減する可能性のある精神障害者に更新があるのは納得のいくところです(でも2年は短いと思いますけどね)。

 

でも治ることのない発達障害者が精神障害者と同じカテゴリーで取り扱われているのはちょっときついです。もちろん手帳を返却すればいいだけの話ではありますが、障害者雇用など手帳を要する場面も多々あります。何より更新できついのは何かといえば…お金と手間です!

 

病院・医院によって診断書の値段は異なります。ちなみに自分のかかりつけは、年金用が22,000円、手帳更新用が11,000円でした。昔に比べて価格は上がりました。それだけ発行希望者が増えているということでしょう。自分は発達障害を2度目に診断してもらった年に、手帳・自立支援医療障害年金を一気に行なったので、更新も一気に来ます。時期もほぼ同時期なため、この間行った通院で33,000円診断書代で持ってかれました。必要経費とはいえ、きつい… 

 

また障害年金と書いていましたが私が受給しているのは障害厚生年金3級です。まだ働いてる時に初診日があって良かったところです。なければ障害基礎年金なので、もしかしたら受給できなかったかもしれません。自分は家族が病気で障害基礎年金を受給しており、受給まで大変な思いをしているのを知っていたので、申請は社会保険労務士の先生に頼みました。市内で障害年金やってるよと書いてある社労士も忙しいのか、つれなく断ってくる始末。偶然ネットで見つけた障害年金専門社労士と謳う先生のホームページを見つけ、連絡・契約となりました。ちなみに個人で営業されている先生です。ネットに出てくる大きいところではありません。お金はかかりますが、面倒くさい手続きを全部代行してくれるのは本当にありがたい。無職ならともかく、働いていたら年金事務所に通って、間違いを正され、また年金事務所に行くの繰り返しで数ヶ月休み返上になってしまいます。家族が手続きするならまだしも、障がいを持つ当人が知識もなくやるのは困難を極めます。結構な金額は発生します。自分のお願いしている社労士の先生は、今は値段が違いますが、更新のクライアントには基本、元の価格でやってくれていますので、合計7万弱(着手料+成功報酬)かかります。でも現状の困っている事を話して、書類作成してくれて(なお納得いかないところは変えてもらった事があります)、年金事務所に行って手続きしてくれる。時間と手間を考えたらこのくらいの額は納得して支払いましたね。今回もお願いしてます。でもクライアントの増加のせいか、以前より精度が落ち、雑になったかなと感じています。しかしTwitterで他の社労士の先生とやりとりする機会があり、初めから社労士に任せてくれたらよかったのにというケースや、初回の先生が一番いいという話も聞いたのでこれからもお願いしようと思います。先生も自分のペースの確保とかつてのクライアントの更新とで、新規受付は少なくしてます。新規受付終了している先生も多い中、ありがたい事です。

 

発達障害が現在の技術で治せない障がいであるならば、治る可能性のある精神障害ではなく、身体障害や知的障害と同様にして欲しいと自分は思っています。しかしながら子どもの発達障害は療育でかなり改善するケースもあります。状況が変わればそれに応じて、手帳の状況も変わっていく。それでいいと思います。しかし原則治らない状況にあるのならば、更新の必要はないと考えます。前述しましたが身体障害者手帳は改善の見込みがあれば再判定されます。そのようにならないものかと。診断書の金額もバカになりません。手帳や年金が必要ない発達障害者は、基本仕事を行う事ができ収入もきちんとある人が多いと聞きます。手帳や年金が必要だから申請しているのに、申請の為に、高額な支払いや面倒な手続きがわずか2年でくるのは治る可能性のかなり低い大人の発達障害者には酷ではないかと思っています。実はこれTwitterのTLで流れてきたツイートを見て共感したことから書いてます。

 

話は変わりますが自立支援医療のことです。発達障害者の診察代や薬代、3割負担だとバカになりません。高額な薬も多く、診察に1,200円程度、2週間分の薬に6,000円強、それが月2回となるとそれだけで月14,500円程度の出費になります。これは大きい。しかし6ヶ月以上同じ病院に通院して、診断書を書いてもらい、市町村に提出すると、指定した医療機関に限定されますが、3割負担が1割負担になります。そして収入に応じて上限もあり、それを越したら診察代・薬代はかからなくなります。もちろん指定された病院や薬局、訪問看護などの医療機関での医療に限定されますが。住民税が関連してくるので詳細はわからないですが、高い薬を使う発達障害者にとってしてみれば上限があること、収入に応じて上限額が下がることもあるというのは大変なメリットです。さらに言うと精神障害者福祉手帳と更新が同時申請だと診断書1枚でOKなケースもあります。

 

一気に金が吹っ飛んでくぜと思いながらも、メリットがないわけではないので、判断は人それぞれです。自分はメリットがあると思ったのでお金かかるなぁ…きついなぁ…と思いながらも全部申請しました。

 

さっきも書きましたが、判断は人それぞれです。デメリットもたくさんあります。自分で調べて必要なら利用する。必要ないなら使わない。それだけです。でももし使うなら使い倒してくださいね。

 

今回も長文失礼しました。ありがとうございました。間違い等もあるかと思いますので、まずは自分で調べてください。役所をはじめ公的な機関に問い合わせたり、公的機関のホームページを見るなどがおすすめです。改めて申し上げますがこの記事に関しての責任は負いかねます。